
前回はイケ過ぎてるTシャツを特集しましたが、今回はボタンシャツ。
Tシャツって個人的にはガンガン洗っちゃうので消耗品感覚。
だけどボタンシャツは地肌に着ないことが多いから、実は劣化も緩やか。いいデザインのものはくたびれても味になってくる、ってところもありますよね。
古着っぽいファッションが復活して、デニムとかチノとかのナチュラルな素材感のパンツ履きたくなったり、Tシャツばっかりだとラフすぎるなって思ったらここを参考にしてください。

【東洋エンタープライズのシャツたち】
1940年ごろから続く、日本が誇る上質なアメリカンカジュアルといえば東洋エンタープライズ。
今まさに古着ブームが再興していますが、ここのプロダクトは古着風とか生優しいものじゃないんです。
当時の雰囲気を超細部まで再現していて、手に取れば取るほど「デッドストックの年代物」にしか見えないハイクオリティさ。
毎回展示会では、元ネタになっている考古学レベルといっていいお触り厳禁な古着アーカイブがサンプルと比較されて並ぶんですが、再現度が高過ぎて僕たちバイヤーもうっかり元ネタの方も触ってしまうんです。笑

【マウンテンリサーチのシャツはちょっと違うビンテージのベクトル】
みんな大好きマウンテンリサーチからもいい感じのシャツが登場中。
A.M. S/S SHIRTはレーヨンとシルクで作られているんだけど、優しい雰囲気のヨレ感と光沢感はこの素材じゃないと出せないんですよね。
東洋のシャツもヴィンテージのプロたちが手がけてるけど、〈マウンテンリサーチ〉のチームもまた別の方向に強い古着マニア。
どこかで見たことがあるような懐かしさと、でもちゃんと今っぽい安心感。こういう絶妙なバランス感覚、さすがです。
一方で、キリッとテック寄りなのが「Coach S/S Shirt」。
撥水&吸水速乾という頼れるスペックで、自転車スタイルにもバッチリ。しかもコーヒーとかうっかりこぼしても、サラッと弾いてくれるあたり、ズボラ気味な僕にも優しいんです。笑

【and wanderのハイテクシャツ】
この商品、ストレッチで吸水速乾だったりして、いかにも山で使えそうな感じがプンプンするんですが、注目して欲しいのがUVカット。
半袖だから意味無いんじゃない?と思ったそこのあなた。実は強い日差しの下では意外と体力を消費しちゃうってご存知でしたか?
夏場に日焼けすると、大して運動してもいないのに体のダルさがすごい、なんて日のアレが予防できるわけです。
伸びるし乾くし、いいことづくめなこのシャツは持っておいて損はないですね。

【最近いいデニムを久しぶりに履いている方はarmy twillもチェックして】
army twillからは天然素材のシャツ。
このメッシュシャツはまず一度騙されたと思って手に取って欲しいんです。
ちょっと長めの袖、丸い短い襟、そしてメッシュ。
なのに、メンズが着てもさらっと似合ってしまうんです。
先週会社にこれ着て行ったんですが、1日に5人に褒められましたよ。笑
リネンシャツは普通っぽいけど、よく見るとただものではない感じが素材から伝わってきます。アメリカの軍モノを元にしたビッグシルエットなデザインは他にありそうで無いパターンなので、ちょっといいなと思ったらもう買ってしまって大丈夫です。笑

【needlesの誰でも似合う謎な柄シャツ】
needlesって本当に不思議なブランドですよね。
大胆な柄とか、めちゃくちゃ太いパンツとか、強い色に強い色を掛け合わせた柄とか、結構アクが強いアイテムが多いのに、何故かシックに決まってしまう。
このシャツも変わったデザインだけど、デニムのようなビンテージ系なテイストのパンツも、ピシッとセンタープレスが入ったドレス系パンツも問題なく合ってしまうはず。
あと、ついでにこのシャツの雰囲気に合いそうなニードルスのサコッシュにもなるポシェットもお勧めしておきます。プレゼントにもいいかも。